ノーリードになって五年
この時期になると恋しくなる あの犬肌が愛おしい たくさんいい写真が撮れたと思うが ふざけた写真もまたたくさん撮れた たくさん撮ったがまだまだ撮りたかった もう決して増えることはないフォルダが小さく見える いつまで経っても癒えないことがある いつまで経っても忘れられないことがある この先も癒えることなどないだろう この先も忘れることなどないだろう 昨年と一昨年の同じ日の記...
塗り替わる歴史
いつまでも変わらぬ感情 それはこれからも変わらない ちわぐるずナンバー1の百詩(ももじ:享年11♂) 今日はそんな彼がこの世に生を受けた記念の日 いなくなってから11年も経ったが今でも心の中で暮らしている もう二度と放しはしないし離れもしない はるパパの靴下は片一方がよくなくなる 百詩が宮殿内のあちこちに隠してしまうからだ 靴下がきちんと揃うようになって11年 来年にはこの世での暮らしよ...
十日夜
とおかんやという 大根にまつわる行事が多い日だそう 日毎に育っている大根の葉 いつも失敗ばかりだけれど今回はよく育ってくれている 今日は九年前の旅に出た咲美(さくみ:生後54日没♀)の命日だ 遠くで輝いている咲美を相美(さがみ:3歳♀)は知らない 咲美の母である奏美(かなみ:11歳♀) 水耕栽培で花が咲くといいな 冷たくなった我が子をいつまでも抱きかかえていた彼女 喜怒哀楽の激しい彼女だが無表...
旅立ちの場に選ばれて
最期の場に選んでくれてありがとう 粋な旅立ちをするではないか その時が来たからと言って 勝手にそのリードを外して旅に出た晴真(はるま:享年15♂) いつも寄り添ってくれていた彼だったけれど 振り返ることなどなく真っ直ぐに行ってしまった 昨年の同じ日の記事と 四年前の亡くなった日の記事 音信不通の三年間もう増えない写真を眺めた 選択肢は打ち止めだもっといい写真はあるがはるパパはこの写真が...
ポートレートの中の彼
台風一過のような静けさ 暴風域が懐かしい 15年間を気高く激しくも優しく生き抜いた彼 今日はそんな彼の誕生日だ 生きていたらという言葉はもう使うまい ずっと心の中に生きているのだから 動画はいかが? 動くちわぐるずをどうぞ 最後の誕生日となった日 15歳のお祝いにとステーキを焼いた かつての勢いはすっかりと衰えていた このあと22日間を精一杯生きた もう増え...
逆転
生きていた年月よりも いなくなった年月の方が長くなる 11年と8か月余りでその生涯を終えた百詩(ももじ:♂) そんな彼が死んでから11年が経った 来年の3月には生きていた年月と死んでからの年月が同じになる さらに遠くに行ってしまうような気がする 昨年と一昨年の同じ日の記事 いつでも同じ気持ちでいるので変わり映えのしない内容だ 築九年の家一人旅に出してから九年 元気にしているだろうか小さなハ...
29日間を駆け抜けた彼へ
一生懸命に頑張った彼 5歳のお祝いをしようと思うほんの一瞬の間だったがちわぐるずメンバーだった慈詩(いつじ:♂)は5年前の今日、生まれたそして29日後には大急ぎで旅に出た何も準備などしてはやれなかったが行ってしまったあっと言う間の出来事だったがこうしてちゃんとその足跡を残していった立派に写ってくれているではないかたったの29日間だったがちわぐるずは12匹だったんだ慈詩が生きていた期間の記事29日間で4...
寿命に胸撫で下ろし
仲良し兄弟が15歳に 生きていればの話だが同じ日に生まれ同じ日に死んだそんな兄弟の誕生日だ15歳になったんだな上手くは言えないものはやっぱり上手くは言えない生も死も同じ日に14歳のお誕生日だね おめでとう同じ日に産まれた兄弟同じ日に死んだ兄弟仲がよかった仲がよすぎた初めて書きます2006年の春、待ち望んだはるパパの許にチワワが産まれた。綴詩(つつじ♂)、ふたば(♀)それに大詩(だいじ♂)の可愛い三匹。百詩(...
十九の春
桜のように可憐で 気高く散ったちわぐるずナンバー2の育美(はぐみ:享年15♀)今日は19歳の誕生日だ15歳の誕生日に撮った駄作ピンボケだろうが手ブレだろうが宝物だ晴真(はるま:享年15)が旅に出ると翌月には後を追った姿は見えないが今でも一緒にいるのだろうか小さな身体ではあったが大きな愛情を育んでくれた一年前の記事愛し愛された記憶18歳のお誕生日だね おめでとう小さい身体でたくさんの笑顔を小さい身体でたくさ...
頑張りすぎている10年
粘り強い人たちがいて 我慢できない人もいて十年経つと風化してしまってはいないか惨劇を思い出すのもこの日ぐらいとなってはいないか当事者でないと忘れかけてはいないか他人事だと無関心になってはいないか七回忌である四年前こんな記事を書いていたこの日に想うこと未曾有と言われたあの日から六年 七回忌を迎えたはるパパの大切な家族、11の愛おしい命たち毎年この日が来ると想う事幸せな時間を一瞬で奪われた人た...