犬飼いという重責

素養がなければ関わるべきではない 命は重たい
とんでもない強運の持ち主だと判明したジャコこと若詩(じゃくじ:2歳♂)
面の皮をめくってみるとこんな感じ


左下の犬歯が欠けてしまった
事故後五日目の様子
大きなコブのようなものができた


強運の持ち主の証か勲章か

おウチ食堂開店 今日はコレで満たされます
事故後ほとんど食べられなかったはるパパだが二日目にして何とか食欲が戻った

創美(つくみ:9歳♀)の小バカにしたような表情に癒される

順調に回復しています
生後間もなく動物管理センターに捕らわれ、殺処分から免れ、2歳を過ぎてから飼育放棄の憂き目に遭い、新しい飼い主に託されたものの三度の脱走を企て、挙句の果てに交通事故に遭った若詩。ほんの二年と少しの間に数奇の運命を辿ったこの犬にはただならぬ強運が見え隠れしているような気がしてならない。非科学的な、迷信じみたものを引き合いに出す訳ではないがこの運の強さはやっぱり科学などでは証明できない力があるのだと思う。ただ、それに応えるだけの能力がはるパパには備わっておらず、今回の事故でそれを証明する形になってしまった。動物を、命を人間の都合で翻弄してはならないが、責任を持てないのならば関わってはいけないとも思う。はるパパにこの犬を幸せにできる能力などないのかもしれない。ただただ、若詩の持つ強運だけが今回の件も含め、最悪の事態から何とか回避できているだけで、はるパパは何もしていないし出来てさえいない。安易に引き受けるべきではなかったかもしれない。もっともっと幸せになるチャンスが若詩にはあるのだろうと、今まで散歩で十匹以上ものリードを操りながら偉そうに犬飼い面をしてきた自分自身が情けなくなる。CTなんかでは足らない、もっともっと大仕掛けな装置を使ってもはるパパに犬飼いの素質など見つけられないだろう。
5月もそろそろ終わりですね。気温もどんどん上がり、何をするにも気持ちのいい季節なのでしょうが、はるパパの体調はあまりいいとは言えず、気ばかり滅入ってしまいます。何を食べても美味しくないし、何を見ても面白くないし。こうやって自戒のブログを書くことで何とかアイデンティティみたいなものを保っているような気がします。事故の記事はあと2回ほど続く予定です。何とか早めに仕上げるつもりですが、それとてどうなることやら。診断書を以下に記しました。数値など何のこっちゃですが、記録として残しておきます。
- 概要
受付時間:2023/05/05 00:51
診察開始:2023/05/05 00:51
診察終了:2023/05/05 07:32
年齢:2歳5か月、体重:17.14kg、体温:38.5℃、心拍数:129回
- 問診
病歴:特になし
薬品アレルギー:なし
主訴:車にはねられた - 身体検査
意識レベル:清明
可視粘膜:ピンク
心音:正常
左下顎犬歯の破折、鼻腔内及び口腔内から持続的な出血、体幹に擦過傷
- 血液検査
GOT↑↑ GPT↑↑↑ CPK↑↑
- 腹水検査
微量しか採取できず
採取できた液体は血液
- 超音波検査
肝臓周り、膀胱周囲に微量の腹水
膀胱内混濁
- CT検査
上顎骨、口蓋骨、蝶形骨、鼻骨など複数個所に骨折を認める
右肺辺縁に広範囲にCT値の上昇領域→肺挫傷を疑う
骨盤骨折は認めず
- 処置
静脈留置
ソルアセト IV Drip
アドナ 1mg/kg+トラネキサム酸10mg/kg混注SC
アンピシリン30mg/kgIV
ブプレノルフィン20μg/kgIV
7Fr栄養カテーテルにて導尿
血混じりのオレンジ色の尿であったが導尿はスムーズ
- 診断
交通事故
頭骨多発骨折、肺挫傷、腹腔内出血
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